IBD就労

潰瘍性大腸炎・クローン病等の炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)患者さん、ご家族らを対象とした田辺三菱製薬株式会社・株式会社ジーケア共催IBD就労イベント「IBDとともに働き続けるコツ」特設サイトです。

第2回 IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動・フレッシュマン編〜(2021/10/30実施予定・申込受付中)

背景

IBD患者さんは日常的に腹痛・下痢などの消化器症状を抱えていることに加え、症状が悪化すると入院が必要となることもあり、仕事と病気の両立に悩む患者が多いと言われています。ジーケアと田辺三菱製薬株式会社は2021年6月に「IBDとともに働き続けるコツ〜事務職編〜」を開催し、事務職のIBD患者さん向けにレクチャーやパネルディスカッションによる情報提供、患者同士の交流の場を行ってきました。一方で、これまで就職活動を行う学生さん向けや会社で働き始めたばかりのフレッシュマンの患者さんを対象としたIBD患者さんの就労に関する情報提供は限られていたことから今回「IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動・フレッシュマン編」開催に至りました。

イベント概要

名称:IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動・フレッシュマン〜

日時 2021年10月30日(土)14時00分~16時00分

対象: IBD患者、IBD患者のご家族・パートナー

開催形式: オンライン (Zoom)

内容:

多くのIBD患者さんは様々な不安や悩みを抱えながら新卒での就職活動及び就職後の就労を経験されると思います。このイベントでは、IBD患者さん4名が登壇するパネルディスカションに加え、希望者は同じ悩みを持つ患者さん同士で交流する機会もあります。パネルディスカッションには、クローン病や潰瘍性大腸炎を抱えながら就職活動を経験し現在も病気とともに働かれている方や就職後発病され人事として新卒採用に関わっている方も登壇予定です。IBDを抱えながらキャリアを検討している方、就職活動を控えている方、フレッシュマンの方、また広く就労に関する悩みや不安を抱える方もお気軽にお申し込みください。

当日の流れ:

14時00分~15時00分
4名のIBD患者さんによるパネルディスカッション (セミナー視聴形式)
ファシリテーター:就労支援ネットワークONE 中金竜次氏

15時00分~16時00分
全参加者がグループに分かれての交流会(希望者のみ・50名まで)

*交流会は顔出し必須ではありません。カメラOFF・ニックネームでの参加が可能です。

申込方法:

下記サイトより事前にお申込みください。参加費は無料です。

登録フォーム  (申込締め切り:2021年10月29日(金))

当日の登壇者のご紹介

パネルディスカッションファシリテーター

中金 竜次 さん

就労支援ネットワークONE代表
就労支援ネットワークコーディネーター
(治療と仕事の両立)
治療と仕事の両立支援サポーター
看護師・就労支援者

メッセージ

就職後、仕事を続けていくことや、休職から復職、そして、働き方や、職種の選択、キャリアチェンジ等について、悩まれているIBD(炎症性腸疾患)患者の方からご相談をうかがいます。近頃は、SNS、Twitterなどから、そうした悩みを相談したり、意見を募ったりと、情報を入手する手段が、以前より増えているように感じますが、それでも、実際には、雇用形態や症状、発症された時期など、個人差や違いもあり、情報がふえたら増えたで、また選択に悩むこともあるのではないでしょうか。

IBD(炎症性腸疾患)の新卒学生さんからもご相談をいただくことがあります。就活における技術的な側面はキャリアセンターで相談ができたり、参考書に書いてあるかもしれませんが、「治療をしながら就職をどうするのか」、また、「就職した後は大丈夫だろうか」、「どんな職業や、キャリアのデザインを描いたらいいのだろうか」そうした情報は、なかなか身近で聞ける人がいなかったり、入手するのが困難な状況があります。

そうした情報や、体験、アドバイスなど諸先輩や、同病の方から聞ける機会があったなら…前回の事務編に続いて、2回目の今回は『就職活動・フレッシュマン編』。私は4人のIBD患者さんとのパネルディスカッションで、ファシリテーターをさせていただきます。皆さんの知りたい事、聞きたい事、また、当事者4人が一堂にディスカッションをするから、見えてくることなどもあり、貴重な機会になろうかと思います。ぜひ、ご参加いただければと思います。

IBD患者登壇予定者

・20代女性 クローン病を抱えながらの就職活動を経験。企業研修等を担当。

・20代男性 在学中。就職活動中にクローン病を発症も内定を獲得。

・30代男性 潰瘍性大腸炎発症後に就職活動、営業職チームリーダー。新入社員メンター経験あり。

・30代男性 入社後にクローン病を発症。人事として新卒採用に従事。

参加登録いただいた患者さんからのコメント

IBDは見た目には全くわからないので、こういったコミュニティやイベントが必要です。自分も頼りにしていますし、また同じIBDの人たちの力になりたい。
前回の第1回就労イベントでも、パネルディスカッションを興味深く聞いていたので、今回も楽しみにしています。
このような会に参加するのは初めてです。同じ病気の方のお話を聞けるのを楽しみにしています。
コロナ禍の中でのオンラインイベント開催、ありがとうございます。

*登壇者の詳細紹介やコメントも順次アップ予定です。

 

第1回 IBDとともに働き続けるコツ〜事務職編〜(2021/6/26実施済み)

背景

IBD患者さんは日常的に腹痛・下痢などの消化器症状を抱えていることに加え、症状が悪化すると入院が必要となることもあり、仕事と病気の両立に悩む患者が多いと言われています。これまでジーケアは「Gコミュニティ」(IBD患者オンラインコミュニティ)内での就労に関する情報提供に加え、オンライン就労ワークショップ、RDD適職(世界希少難治性疾患の日に合わせた就労イベント)等を行ってきました。一方で患者さんの就労に関する悩みは職種ごとに異なることも多いことから、事務職にフォーカスした働き続けるための知識やコツを学ぶイベントを開催するに至りました。

イベント概要

名称:IBDとともに働き続けるコツ〜事務職編〜

日時 2021年6月26日(土)14時00分~16時00分

対象: IBD患者、IBD患者のご家族・パートナー

開催形式: オンライン (Zoom)

内容:

IBDとともに事務職として働き続ける”コツ”を学びます。就労サポートの専門家から事務職として働く上で有用な知識を得られることに加え、先輩患者さんのお話を聞いたり、同じ悩みを持つ患者さん同士で交流する機会もあります。事務職の方に加え、事務職に興味を持っている社会人や学生の方も参加可能です。お気軽にお申し込みください。

当日の流れ:

14時00分~14時30分
治療をしながら働く人のリテラシー~それぞれの働き方の為に~(講演)
就労支援ネットワークONE 中金竜次氏

14時30分~15時00分
3名のIBD患者さんによるパネルディスカッション
ファシリテーター:中金竜次氏

15時00分~16時00分
全参加者がグループに分かれての交流会

*交流会は顔出し必須ではありません。カメラOFF・ニックネームでの参加が可能です。

申込方法:

下記サイトより事前にお申込みください。参加費は無料です。

*申し込みは締め切らせていただきました。

当日の登壇者のご紹介

講師・パネルディスカッションファシリテーター

中金 竜次 さん

就労支援ネットワークONE代表
就労支援ネットワークコーディネーター
(治療と仕事の両立)
治療と仕事の両立支援サポーター
看護師・就労支援者

メッセージ

これまで多くのIBD患者の方から、転職や就労継続、働き方、仕事選び等のご相談を承って参りました。長く就労経験を積まれた、IBD患者の方々のお話からは、試行錯誤された体験のなかで培われたコツ、とらえ方や考え方、その工夫等をうかがうことが多々あり、私自身、多くの学びを得た時間であったことに気が付きます。キャリアにはそもそもアンコントローラブルな要素があり、そして、人生にはトランジション(転機)が幾度となく訪れますが、そうした人生の転機の際にも、治療をしながら働くリテラシー(活用する力)を備えることは有効ではないかと思われます。ひととき、就労継続をされている人にみる工夫、考え方等、そして、仕事を続ける際の、制度やルールの要所について、事例なども交え、ポイントを絞ってお話させていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

パネルディスカッション登壇者

abq(あぶく)さん
プロフィール

1997年にクローン病発症。腸穿孔や難治性瘻孔の為、入院とオペを繰り返し2020年にオストメイトとなる。現在は、クローン病の合併症としての短腸症候群により在宅で中心静脈栄養の点滴治療を並行している。病状の変化と共に休職や退職、転職を何度か経験。2020年7月より、バイオベンチャー企業で契約社員として勤務。総務部にて情報システムサポート業務に従事。

コメント

私の病状はクローン病の中でもかなり周りのサポートが必要な部類かもしれません。周囲にサポートをもらいながら事務職にて働き続ける為に行ってきたことが、誰かの役に立ったり、改めて知っていただく機会になると嬉しいです。

お仕事図鑑

森さん
プロフィール

大学生時代の20歳で潰瘍性大腸炎発症。炎症は直腸~横行結腸の範囲で、1か月間の入院+食事制限+内服薬で回復。この時の薬の効果に感動し、製薬会社に入社。就職後は営業職として働いておりましたが、仕事上のストレスが強くなると再燃することがあります。その都度内服薬で緩解しており、緩解すると薬を止めてしまうダメな患者です。現在は営業職を離れ、総務関連業務に従事しております。

コメント

発症から30年以上経過しており、現在はほぼ緩解状態なので日常生活に支障はありません。自分自身ではストレスが再燃の引き金になると感じているため、考えすぎない、On-Offのメリハリをつけることを意識しています。

お仕事図鑑

つばささん
プロフィール

2011年に大学卒業後、新卒で広告会社に就職し営業職に配属。1年目の冬(2012年2月)に小腸・大腸型のクローン病発症。発症後も変わらず営業職を続けてきたが、2018年にクローン病が再燃。半年間の入院/休職を経て2019年に人事に異動し職場復帰。現在は新卒採用業務を主としつつ、人材育成や障がい者雇用に従事。

コメント

IBD患者という視点に加え、人事採用担当者としても、今回ご参加いただく皆様に向けて参考になる話ができましたら幸いです。

参加登録いただいた患者さんからのコメント

普通が普通じゃない、IBD患者にとって、働くことも普通じゃないことを知ってもらう機会を作っていただきありがとうございます!
現在の若者がどの様なスタンスで就業を望んでいるか知りたく応募しました。IBD患者でも事務職に限らず技術者になりたい、看護師になりたいなど将来の展望を持って仕事を選択するような気持ちを持ち合わせた方がいたら良いと考えています。
お忙しい中、素敵なイベントを開催頂きありがとうございます! 色々とお話聞かせて頂きます!
初めてIBDのイベントに参加するので、楽しみです!
同じIBDでも職種によって少しずつ悩みが違うと感じていたので、今回の企画はすばらしいと思います。事務職のメリット、そして事務職ならではの悩みもあると思うので、その辺りを交流会でお話しできれば嬉しく思います。働き続ける”コツ”やパネルディスカッションも楽しみにしております。
事務職に関連してはおりませんが、リテラシーについて関心があり参加申込しました。よろしくお願いいたします。
厳しい状況ではありますが頑張りましょう。
このような機会を設けていただきありがとうございます。是非参考にさせて頂きたいと思います

主催者より一言

田辺三菱製薬株式会社様と一緒に「IBDとともに働き続けるコツ〜事務職編〜」を企画いたしましたジーケア共同代表の宮﨑です。これまでも就労に関するイベントを企画・実施してきましたが、今回は特にIBD患者さんやご家族らにすぐに使える”コツ”をこのイベントから得てもらえればと思い、専門家講演、パネルディスカッション、交流会と盛りだくさんの内容になりました。少しでもご参加される皆様のお役に立てればと思います。当日お会いできること楽しみにしております。

イベント参加レポート

みなさんこんにちは。

6/26(土)14:00-16:00に行われた、田辺三菱製薬株式会社・株式会社ジーケア共催の就労イベントのご報告をします!

【参加人数】

〈講演+パネルディスカッション〉

登壇者含む患者さん:23名、事務局+就労支援ネットワークONE中金さん:5名

〈交流会〉

登壇者含む患者さん:15名、事務局+就労支援ネットワークONE中金さん:5名

【内容】

1.治療をしながら働く人のリテラシー~それぞれの働き方の為に~(講演)

就労支援ネットワークONE 中金竜次氏

まずは、治療と仕事の両立について、難病患者全体からお話しいただきました。

リテラシーとは「膨大な情報の中から必要な情報をぬき出し活用する能力」と定義して、

合理的配慮についてや、相談先として産業保健総合支援センターなどもご紹介いただきました。

また、中金さんが最後に仰っていた、

「就労には制度等外側の情報と、自分の価値観といった内側の情報、両方が必要では??」

という主張になるほどなぁと思いました。

2.パネルディスカッション

IBD患者さんの森さん(UC)/abqさん(CD)/つばささん(CD)によるパネルディスカッション

ファシリテーター:中金竜次氏

自己紹介の後、以下の質問に答えていただきました。

・体調悪化時に、どうやって会社に理解してもらったか。

森さん)会社に言えなかった。周りのサポートを得ず苦労したので、もっと自分から言えばよかったと反省している。

abqさん)実際のシチュエーションを通して半ば強制的に理解してもらっている。あとは、まめに連絡することが大切。

つばささん)無理はしない。日ごろから同僚や上司にコミュニケーションを取っている。悪化した時より、日ごろからのコミュニケーションが大切では。病気は完全にオープンにしている。

・就活をどう乗り越えたか。

森さん)就活の時は、症状は安定していた。最初の会社の時UCであると面接で言ったら落ちて、「あんなこと言わなくてよかったのに」と後日言われた。UCがハンディキャップだと意識してしまった。

abqさん)新卒を含め、CDを開示して就活していた。うまくいかないこともあったけど、秘密にして就職することはあり得なかった。今の職場は病気を開示+自分の希望の環境で働けていから、あきらめないでいいと思う。大きな手術をして障害を負ったことで、長く働くためにもモードが切り替わった。

つばささん)企業としては病気だけではなく、適性がないとして落とすことはある。でも理想を言えば、病気を理由にして断るような企業には入らない方がいい。開示した上で入社できる方がサポートもある。

・職種を変えたことについて

森さん)営業職→総務。人に会えたのは営業職のいいところ。お客さん相手なのでプレッシャーはあった。総務は、社内相手で、休みの日に出勤はない。やりがいは営業・総務両方ある。

つばささん)営業→人事。正直に言って、営業時代より人事の方が忙しい。人事は内勤。でも、今の時代は営業もリモート化している。そのうち、IBD患患でも営業職ができるようになるのでは??

abqさん)様々な仕事→情報システム。コールセンターなどの仕事は、自分のタイミングでトイレに行けず心配だった。情報システムの仕事は拘束性が低くなったので、楽になった。

・こんな制度があったら良かったと思う点、みんなに一言

森さん)今思えば、サテライトオフィスでの勤務やリモートワークができたら通勤の負担が減るのでよかった。やっぱり周りに伝えることは大事。

つばささん)求職者も一人ひとりが企業を選ぶ立場。病気があるけど、他の人に負けないこういうスキルがある等、アピールポイントや個性を磨いていく。

abqさん)無給でも評価に入らない通院休暇があったらよいと思う。かつての職場では、合理的配慮をもっと活用したらよかった。また、一人で悩まないでGコミュニティなどで相談してみたら、孤独を感じずにすむのではないか。

お三方とも参考になるお話で、もっと色々聞きたいなぁと思いました!!

3. 交流会

6名前後でルームを分け、参加者間でお話をしました。

たとえば、以下のような話題が出ました。

・病気を人事には開示して就職が決まったが、同僚や上司など、だれにいつ話したらいいか。

・就労する上で、どんなときに再燃しやすいか。再燃しないために気を付けていることはあるか。

・入院することになったら、だれにどう相談するか。

・難病患者の就労支援に関する情報をどのように得ているか。

・新卒の就活情報が少ない。

今回、学生の参加者さんも多く、若い人の就労支援の情報が少ないなど貴重なご意見をいただきました。

その他、ベテランIBD患者さんもご経験をシェアしてくださいました。

交流会の時間が短くなってしまい大変申し訳ありませんでしたが、私たちも参考になる時間でした。

登壇者・参加者の皆さん、お忙しい中どうもありがとうございました^^

今回は参加できなかったよ~!という方も、また次の機会にご参加いただければと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

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