IBDレシピ-主菜:鶏肉料理

株式会社グッテ(旧株式会社ジーケア)と製薬企業様による世界IBDデーにおける「IBDレシピ」SNS投稿企画特設サイトです。

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以下のレシピは、IBD患者やご家族が作成し、鈴鹿医療科学大学准教授 中東真紀先生 にご監修頂きました(写真は作成者提供)

鶏のトマトすき焼き 作成者:gamera3さん (クローン病患者さんの父親)

材料 (4人分):

  • 鶏むね肉 1枚 320g (脂質が気になる方はささ身で)
  • 酒、塩、こしょう、片栗粉
  • 長ねぎ 1本 40g 
  • 玉ねぎ 1個  160g
  • じゃがいも 1個 120g 
  • トマト 2個 400g (種がダメな方は取る) 
  • 木綿豆腐 1/2丁(150g)
  • はるさめ (乾)適量
  • うどん 適量 
  • 卵 4個(卵はなくても良い。) 
  • 割り下
    • 酒…100cc 
    • みりん…100cc 
    • 醤油…100cc 
    • 三温糖…30g

栄養情報(1人分):

  • エネルギー:521kcal
  • 脂質:8.9g

作り方:

  1. 鶏むね肉は皮を取り除き、薄切りにして(適度に凍らすと切りやすい)下味をつける。
  2. 酒・塩・こしょう・水と片栗粉をつけて揉む。
  3. 長ねぎは斜め切り、玉葱はくし切り、じゃがいもは短冊切り、トマトはくし切り、木綿豆腐は壊れやすいので三角柱になるように切る。
  4. 鶏肉と豆腐以外の材料を全て鍋に入れて煮立たす。煮えたところで鶏肉と豆腐を入れる。
  5. 鶏肉の色が変われば出来上がり。
  6. 余ったつゆで、うどんを温める。溶き卵を入れてとじる。

IBDレシピとしてのこだわりポイント

鶏はむね肉とささみに下味を付けて片栗粉をまぶすのがポイント。舌触りがとても良いです。どんな料理も合います。

レシピにまつわるエトセトラ

娘がクローン病になってからスーパーに行っては食品の脂質量を見るようになりかなり詳しくなりました。寒くなるとほぼ鍋料理をしています。

監修者コメント

鶏肉のむね肉やささみは、脂質が少ないのでパサつきますが、この下処理でまろやかに食べれますね。最適な下処理です。

キャベツの鶏焼売 作成者:UCなバリ子さん (潰瘍性大腸炎・女性)

材料 (大きめ12個分):

  • キャベツ 1/2玉
  • 鶏むね肉のひき肉 200g
  • 玉ねぎ 1/2個 
  • 塩 小さじ1/4  
  • 肉に混ぜる調味料
    • 鶏がらスープの素 小さじ1 
    • オイスターソース小さじ2 
    • 塩・こしょう 少々 
    • 料理酒 小さじ1 
    • 片栗粉 大さじ2

栄養情報(3個分):

  • エネルギー:121kcal
  • 脂質:1.3g

作り方:

  1. キャベツは千切りして塩揉み、玉ねぎはみじん切りにする
  2. 肉に調味料と玉ねぎを入れ、よく混ぜる
  3. キャベツは5分おいて水気をよく絞る
  4. 肉を12等分して丸め、周りにキャベツをギュッとつける
  5. フライパンに水150cc入れ、クッキングシートを敷き、焼売を並べて10分〜15分蒸して完成

IBDレシピとしてのこだわりポイント

キャベツを消化の良いように千切りにして、肉は鶏むね肉のミンチを使いました。

レシピにまつわるエトセトラ

子どもが嫌いな物を入れないって事しか考えてなくて、なんの思いもこだわりもなくて。。ずっと働いてるのもあって、育児に力を入れてないですが、調理師なので食事だけは楽しく食べて欲しくて嫌いな物を一切出さずに20年弱やってきました。甘えかもしれませんが…。

監修者コメント

鶏肉に味をつけているので、そのままでおいしく食べれるアイディアレシピです。キャベツの繊維を切るようにして千切りするのがポイントですね。

揚げないチキンナゲット 作成者:なちさん(クローン病患者さんの母親)

材料 (5~6人分)

  • 皮取り鶏むね肉を叩いたもの(ミンチでも可) 2枚分
  • 豆腐 200g
  • 卵 1個
  • 片栗粉 大さじ5
  • 低脂質マヨネーズ 大さじ3~4
  • にんにく チューブ3cm
  • 塩コショウ(塩麹可)   分量はアバウトです( ˊᵕˋ )

栄養情報(1人分):

  • エネルギー:154kcal
  • 脂質:4.5g

作り方:

  1. 上記をボウルでよくこねて、オーブンシートを敷いたオーブン皿にスプーンで形成しながら好みの大きさにして並べる。
  2. 220度に余熱しておいたオーブンで15分~20分焼く
  3. 好みのソースでどうぞ。ハニーマスタードやケチャップとソース合わせたものやスイートチリソースなど。にんにくと黒胡椒を効かせてそのままでも美味しいです。

IBDレシピとしてのこだわりポイント:

脂質の低い鶏むね肉を使うこと。ナゲットは揚げるものと思ってましたが油不使用でオーブンで焼いただけでも美味しくできます。豆腐を入れると固くなりません。一度に沢山できるので特別な集まりの日にも良いメニューだと思います。

レシピにまつわるエトセトラ

Twitterのフォロワーさんが作られてるのを見て私も作ってみようとレシピを探しました。お気に入りのレシピサイトに揚げるタイプのナゲットがあり、揚げる部分をオーブンで焼いてみました。娘はファーストフード店Mのナゲットが大好きだったのでとても喜び、私もそんな娘の笑顔を見れてとても嬉しくなったレシピです。

このナゲットは沢山作って冷凍しています。お弁当にも使えますし、素材の1つとして酢豚もどきやポトフやハヤシライスの具にも使っています。

監修者コメント

パーティー用に最適ですね。子供たちも安心して食べられます。食感も楽しめるナゲットです。

おかず鶏そぼろ 作成者:nassanさん (クローン病・男性)

材料(4人分)

  • 鶏胸肉のひき肉 200g
  • 竹輪 2本
  • 人参 1/4 本
  • いんげん 10本位
  • 油揚げ 1枚
  • 醤油・みりん・お酒 各大さじ2
  • 砂糖 大さじ1
  • だしの素 小さじ1/2、水150cc。

栄養情報(1人分):

  • エネルギー:206kcal
  • 脂質:4.3g

作り方:

  1. いんげんは4等分に切る。人参は短冊切り、竹輪はタテ半分に切った後スライス、油揚げはタテ4等分にした後に、刻んでおきます。
  2. 材料と調味料、水を大きめのフライパンに全て入れます。
  3. 中火で煮炒めるように、挽肉をほぐすように、ヘラやターナーなどで丁寧に火入れしていきます。
  4. 数分したら、人参の柔らかさをチェック。火が入って柔らかかったら出来上がりです。

IBDレシピとしてのこだわりポイント:

一品でもおかずとして成立する手軽さ、一気に作れる簡単さがポイントです。調理時間も短く、作り置きも出来るので常備菜にも便利です。

レシピにまつわるエトセトラ

もともと「鶏そぼろ」というレシピ分量は大体似通った内容ですが、私が提出させて頂いたのは「IBD患者さん向け」でもあり「高齢者向け」でもあるような感じです。 鶏むね肉のひき肉を用いたことも、比較的塩分控えめ(?)にしたことも(家族に高血圧の者がいるので) また、人参やちくわ、いんげん、油揚げを入れることで「ごはんのお供」だけではなく「ちゃんとした一品のおかず」という形にもなる。 水分を150ccとしましたが、普通のご家庭では50cc程度で充分かと思います。というのは、うちの家庭は高齢者がいるので、炒め物などは「半分煮るようにして軟らかく」というのが前提のようになっているのです。 なので、炒め物をする時は「食材+調味料+お水」というシステムがほとんどです。 軟らかく仕上げることで、IBD患者にもメリットになりますしね!

監修者コメント:

油揚げを、さっと茹でてから使用するとさらに脂質量を抑えられます。このレシピは油を使用していないので、とてもヘルシーで簡単です。

フライパン一つで完成!チキンチャップ 作成者:Penta.UCさん (潰瘍性大腸炎・男性)

材料(3~4人分):

  • 鶏むね肉  1枚(300g位)
  • 片栗粉  大さじ3
  • ケチャップ 大さじ6
  • オリーブオイル 少量

栄養情報(1人分):

  • エネルギー:159kcal
  • 脂質:3.5g 

作り方:

  1. 鶏むね肉の皮をとり厚めのそぎ切りにする。皮は後で使用するので取っておく。
  2. 鶏肉を棒で軽くたたき(柔らかくする)、ビニール袋に片栗粉を入れて粉をまぶす。 
  3. オリーブオイルを少量フライパンにひき、弱めの中火で肉を両面焼く。焦げ目をつけるとおいしい。 鶏の皮を一緒に焼き、香りをだす。火が通ったら一旦フライパンからとりだす。鶏の皮はこの時点で捨てる。
  4. ケチャップをフライパンで温め、ふつふつしてきたら鶏肉を戻して絡めたら完成。

IBDレシピとしてのこだわりポイント:

オーブンでノンオイルでつくったり紆余曲折しましたが、オイルが少ないとどうしてもしろくなってしまうのが揚げ物っぽくなくてどうにかできないかなと思っていました。逆転の発想でソースを絡めてしまおうと、水晶鶏を参考にレシピをつくってみました。鶏の皮で香りをだすのもポイントです。このレシピは途中まで水晶鶏です。焼く工程で油を少量使用しますがそれも気になる場合、水晶鶏本来のレシピでもいいと思います。水晶鶏の場合は焼かずにお湯でゆで、水で締めるだけです。茹でてツルっとした食感が楽しいです。
その場合、ケチャップと合わせると水っぽくなってしまうので、ポン酢をつけて食べるのがおすすめ。

レシピにまつわるエトセトラ

鶏むね肉の食べ方として中華料理の水晶鶏と、ケチャップ単体でもソースになること。
両方のアイディアを合体して、このアレンジメニューをつくってみました。カレー粉を混ぜたり、オーブンを使用したり試しました。どの家庭にもある食材で、作業工程や洗い物を減らしたい(パーティーは洗い物が増えがち)との思いからできるだけシンプルにしたいと思いました。フライパン一つが究極だなと思い、この工程にしました。見た目的なこだわりとして、鶏むね料理は白っぽい・茶色っぽい色になりがちな部分をどうにかできればとの気持ちが詰まっています。

監修者コメント

鶏むね肉や鶏ささみは、脂質が少なくたんぱく質が豊富です。胸肉のパサつきを上手に抑えた調理方法ですね。

 

*こちらに掲載のレシピの一部はIBD患者さんのレシピを集めた患者さんのためのレシピサイト『グッテレシピ』にも掲載されています。

 

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